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青少年伝道運動(CSK)

中学生伝道さらに中高生伝道への協力

 次世代を担う青少年への伝道、信仰継承は重要です。中学生の時期は、最も難しい年代と言われます。

 CSK(中学生聖書クラブ協力会)は、中学生のために特に労することの必要を覚え、聖書同盟と合同する前から(1984年)、教会協力のCSKキャンプを後援し、CSK中学科教師研修会を行っています。また、中学生向けの聖書通読誌『ジュニアみことばの光』を編集・発行しており、現在は一般用の聖書通読誌『みことばの光』の姉妹誌となっています。

 いずれの働きも、多くの教会が中学生の集まりと高校生の集まりを一つにする動きを受けて、現在は中高生を対象としています。

CSK始まる

 CSKの働きは、1967年に行われたビリーグラハム国際大会という大きな伝道集会の一つとして青少年大会が行われたことがきっかけで始まりました。CSKは中学生聖書勺ラブ協力会Chugakusei Seishokurabu Kyoryokukaiの頭文字をとったものです。CSKを育ててきたのは、聖書同盟という働きです。


 聖書同盟はもともと19世紀のイギリスで始まった働きです。最初は子どもたちにイエスさまのことを伝える「児童特別伝道協会」と呼ばれていました。イエスさまを信じた子どもたちの信仰の成長のために、ぜひ聖書を読んでもらいたいと思ったある日曜学校の先生アニーマーストンさんは、その「児童特別伝道協会」にぜひ子どもたちのために聖書日課を作ってほしいと、何度も手紙を書き続けたそうです。
 その結果「子どもたちの聖書同盟」という名前で聖書日課の発行が始められました。それはイギリス中で広がり、他の国々にも伝わっていきました。子どもたちだけでなく、大人も同じような聖書日課が必要だということで、「児童特別伝道協会」は「聖書同盟(英語ではScripture Union)」という名前に変わりました。

CSKはじまる.jpg

アデライデ・ホイットニー

 日本では、1883年(明治16年)に「聖書の友」という名前で活動が始まリました。このきっかけを作ったのは、16歳のアメリカ人少女アデライデ・ホイットニー(アディー)です(写真)。

 アディーの父親が明治政府から商業学校の先生になるように招かれたのですが、一家はアメリカから来日するとき、イギリスを経由したのです。アディーは、そのイギリスで聖書同盟で出している聖書日課を使うようになり、日本に来てから日本の教会の指導者に同じようなものを出したらどうですか、と紹介して、日本でも聖書同盟の働きが始まったのです。

 太平洋戦争中、「聖書の友」の働きは中断しましたが、戦後になってやはり聖書を毎日読むことが大切だと考えていた教会の指導者たちが集まり、「聖書同盟」の働きを再開しました。最初は大人用の 「みことばの光」だけでしたが、やはり若い人たちが聖書を読むことが大切だとCSKの働きに力を入れるようになり、今日に至っているのです。

~ ジュニアみことばの光 2023年7月号より ~

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